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犯罪

盗難にあったスマートフォンを自ら取り戻そうとする人が米国で増加 78

ストーリー by headless
自力 部門より
最近のスマートフォンでは紛失時などにGPS機能を使用してリモートから現在位置を確認する機能が標準搭載されているが、米国ではこの機能を利用して盗難にあったスマートフォンを自ら取り返そうとする人が増えているそうだ(The New York Timesの記事本家/.)。

実際に犯人の家を訪ねて無事にスマートフォンを取り返した人もいるが、中には犯人に反撃されて負傷した人もいるという。スマートフォンの追跡機能は盗難被害者にとって新しいオプションになっているが、ひったくり犯人を追いかけるのとは違い、危険な場所に足を踏み入れてしまうことにもつながる。自らスマートフォンを取り返そうとすることについて、警察では命を落としかねない危険な行為だとして警察官に任せることを勧めている。米国ではこの数年、スマートフォンを狙った盗難事件が増加しており、Consumer Reportsの調査によると昨年は300万台以上が被害にあっているそうだ。
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  • になりそう。無人島で男女達が共同生活とかカスタムカーの製作ドキュメントとか、アメリカのテレビでよくあるやつ。
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    永世小学六年生神アイドル支持者(バランス取らなくっちゃなぁっ!!)
  • by Anonymous Coward on 2014年05月06日 16時47分 (#2595065)

    そーゆーのは自力救済と言って、近代国家では禁止のはずだが…アメリカは違うのか?
    (日本だと、たとえ盗難品だったとしても、それが自分に所有権があったとしても、相手(泥棒)が管理(占有)してる状態から盗み返せば窃盗罪に問われる。)

    • by saratoga (23467) on 2014年05月06日 17時00分 (#2595072) 日記

      法律には詳しくないけど、何らかのやりとりがあって、最終的に元の持ち主の手元に戻ったとしたとき、泥棒が占有していた、という事実は誰がどうやって証明できるのですか?

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      • by Anonymous Coward

        後から証明するのは難しいかもしれませんが、
        現行犯逮捕されれば言い逃れできませんね。

        ↓ついでに貼っときます。
        http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%8A%9B%E6%95%91%E6%B8%88 [wikipedia.org]

        • by Anonymous Coward on 2014年05月06日 20時34分 (#2595165)

          民法 第192条 (即時取得) [e-gov.go.jp]

          現行犯のつもりで所持者を捕まえたは良いが、その人は実は「盗品と知らずに購入した人」かも知れません。
          取り返し方によっては窃盗、強盗、逮捕監禁、傷害罪などに問われる可能性が出てきます。
          少なくとも日本では穏便に対処する方がよろしいかと。
          (その場で取り返したかったら適正な対価を払う方が無難)

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    • by monyonyo (43060) on 2014年05月06日 21時02分 (#2595177)

      任意に返却を求めることはどの国でも禁止されてないと思いますよ。警察に言わないから返して、と頼めば、返してもらえるケースもあることはあるでしょう。
      他方で、いったん完全に奪われてしまった物を、こっそり取り返したり、騙して取り返したり、暴行・脅迫によって取り返したりするのは、少なくとも日本では犯罪ですし、おそらく多くの国でそうだと思います(奪われた直後に追いかけて取り返す場合がどうか、というのは国・地域によって違うでしょうけれど。)。また、他人の住居に無断で侵入するのはやはりどの国でも犯罪だと思います。

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      • by Anonymous Coward

        >奪われた直後に追いかけて取り返す場合
        これは日本では正当防衛が適用されると思います。

        • by monyonyo (43060) on 2014年05月06日 22時26分 (#2595203)

          いえ、いったん奪われたのであれば、もはや急迫不正の侵害は存在しないため、「正当防衛」ではなく(明文の根拠のない)「自救行為」の問題となります。

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          • by Anonymous Coward on 2014年05月07日 0時39分 (#2595266)

            盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律によって、それは正当防衛と見なされることになっています。
            追い掛けていって取り押さえて死なせたような場合でも過剰防衛にはなりません(仕返しのつもりで殴る蹴るの暴行を加えたりしない限りは)。

            昭和五年法律第九号(盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律) [e-gov.go.jp]

            第一条  左ノ各号ノ場合ニ於テ自己又ハ他人ノ生命、身体又ハ貞操ニ対スル現在ノ危険ヲ排除スル為犯人ヲ殺傷シタルトキハ刑法第三十六条第一項 ノ防衛行為アリタルモノトス
            一  盗犯ヲ防止シ又ハ盗贓ヲ取還セントスルトキ

            判決の一例 [courts.go.jp]

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            • by monyonyo (43060) on 2014年05月07日 1時09分 (#2595271)

              おそらく盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律1条1項1号の「盗贓ヲ取還セントスルトキ 」のことを言っているのだと思いますが、それは(条文をよく読めば分かると思いますが)盗まれた物を取り返そうとする場合において、自己又は他人の生命、身体又は貞操に対する現在の危険を排除する為犯人を殺傷する行為について、これが正当防衛となり、したがって、殺人罪や傷害罪が成立しなくなる、ということを規定しているものです(また、およそ過剰防衛にならないわけでもありません。明文の規定はないものの、やはり(通常の正当防衛よりは緩やかな)「相当性」の要件は求められ、これを満たさなければ過剰防衛となります。最決平成6年6月30日刑集48巻4号21頁 http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=50167&hanreiKbn=02 [courts.go.jp])。したがって、この規定は、盗まれた物を取り返す行為について、これが正当防衛となって窃盗罪や強盗罪が成立しなくなる、ということを定めているものではありませんし、盗まれた物を取り返すため犯人を殺傷した場合には生命・身体・貞操への現在の危険がなくても正当防衛となって殺人罪や傷害罪が成立しなくなる、ということを定めているものでもありません。

              また、リンクを貼られている民事の裁判例は被告の過失を否定しているだけで、盗犯等ノ防止及処分ニ関スル法律については何らの判断も示していませんから、残念ながら全く無関係です。

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          • by nemui4 (20313) on 2014年05月07日 8時53分 (#2595321) 日記

            なるほど、他人が食ってるアイスに横からかぶりついて食べてしまった場合、取リ帰そうとする行為はアウトってことですね。
            #ガキのころそんな事件からケンカになったことがあったっけ。

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            • by monyonyo (43060) on 2014年05月07日 21時41分 (#2595886)

              まあ、かぶりつかれたアイスをどうやって取り返すつもりなのか、そっちのほうが気になりますね。
              金銭的賠償でよければ、不法行為に基づく損害賠償を請求し、相手が応じなければ裁判所に訴えてください。

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              • by nemui4 (20313) on 2014年05月07日 22時18分 (#2595914) 日記

                まあ、かぶりつかれたアイスをどうやって取り返すつもりなのか、そっちのほうが気になりますね。

                アイスを持ってた人に会うことがあれば聞いてみよう。

                またケンカになったりして。

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    • どこの州や地方自治体も、度重なる財政緊縮と新自由主義的な行政運営政策によって疲弊しまくってるのがアメリカですから。
      日本も似たようなものですが、向こうの場合は日本と違って警察や消防に対しても容赦なく人員削減や予算削減をやってきましたから。
      警察官が減ったことや不景気での治安の悪化を口実に色々と人を縛る法律は充実してるのに、更に警察官が減らされたお蔭で、刑事捜査が麻痺状態の所は多いです。

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    • by headless (41064) on 2014年05月07日 3時35分 (#2595289)
      盗まれたものを盗み返そうとする人もいるかもしれませんが、技術的にも難しいでしょうし、すぐに取り返すというわけにはいかないでしょうね。今回の場合は一刻も早く取り返そうとして、警察に通報せずに直接盗んだ人のところへ行って返してもらうという話です。持ち主のSIMカードが入ったままになっていることや、持ち主のアカウントが勝手に使われていることもあるようで、少なくともこういった場合は盗品と知らずに購入した人ではないでしょうね。もちろん、犯人と乱闘になったり、間違った相手に襲い掛かったりして警察沙汰になることもあるようですが、多くの人が何らかの武器を持っていくものの、基本的には穏便な解決を望んでいるようです。
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    • by Anonymous Coward

      「天は自ら助くる者を助く」

    • by Anonymous Coward

      武装のための銃所持が権利として認められる国ですからねぇ

    • by Anonymous Coward

      そーゆーのは自力救済と言って、近代国家では禁止のはずだが…アメリカは違うのか?

      治安維持機構(警察)がきちんと機能していれば、の話だからね。

  • by Dobon (7495) on 2014年05月06日 16時53分 (#2595068) 日記

    自爆機能というか、電池が発火する仕掛を入れたらいいのに。
    GPSで所在が確認できるなら、自爆モードへの移行もできる筈だから。

    奪うと危険物になる品なら、手を出さなくなるでしょう。

    --
    notice : I ignore an anonymous contribution.
  • 所有者が盗難通知を出してから72時間が経過しました。その間のスマートフォンにおけるすべての行動はすべてモニターされており、当社サーバー内に資料として保管されています。

    さらに72時間経過しても警察に遺失物として届け出ない場合は、この資料を捜査機関に引き渡すことに関して所有者は合意しております。

    なんて出たら、すっごくガクブルなんですけど!

  • by Anonymous Coward on 2014年05月06日 18時26分 (#2595111)

    位置情報ずれてたら全然違う人の家に殴り込むわけだろ?
    怖すぎる

  • by Anonymous Coward on 2014年05月06日 18時32分 (#2595116)

    盗んだスマホでも使えちゃうのが原因なんだから個体番号で縛りゃいいのに。
    盗難届け出た個体番号(とSIM)はロック掛かけて原則使用不能にして、
    再使用する場合は、購入時と同様の本人確認してからでないと使えないとか。

    確認すむまで何日も使えなくなるけど、強盗と対決するくらいなら我慢できるような。
    各キャリアはめんどくさいだろうけど、盗難対策で2台持ち増えるかも知れないし。

    • by nemui4 (20313) on 2014年05月07日 10時40分 (#2595379) 日記

      参考までに、以前スマホを落とした時の手続きmemo.

      ・最寄りの交番で遺失物手続き(受付番号貰う)
      ・キャリア(docomo)のサービスに電話して端末利用中断手続きとお財布携帯(DCMXmini)停止
      ・モバイルスイカ(定期)のサービスに電話して利用停止
      ・落とした(はずの)JR駅で届け出ると問い合わせセンターに電話してとのこと。
      ・JR(東日本)お問い合わせセンターに問い合わせる(なっかなか電話が繋がらなかった・・・)

      スマホが見つかった後の再開手続き。
      ・JR落し物センターでの受け取りに10分程度(駅によってはたどり着くまでが長い)
      ・docomoでの手続きは30分程度、お財布携帯(DCMXmini)再開は翌月から。
      ・モバイルスイカはサービスに電話して数分。

      利用中断手続きの時はネットワーク暗証番号が必要だったと思う。
      再開時は身分証明書と登録電話番号で本人確認したっけ。

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    • そういう機能つけろって米政府が端末メーカーに以前要望だしてましたね。
      技術的にはたいして難しくなさそうですし。電源入れるたびに
      「あなたの端末は盗難届がだされています」
      ってロック画面に警告表示しつづけるとかでもいいし。

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    • GSMは日本の赤ロムの元になった盗難IMEIをデータベース共有して蹴る仕組みがだいぶ前からあるはずなんですけど、使われてないですね。
      iPhoneは最近、持ち主が遠隔消去とかをかけるときにアクティベーションを止めることができるようになったはずです。ストーリーのGPSで云々は
      要はこれで突き止めて直談判に行っちゃうということじゃないかと。

      # スペイン在住の人がリトアニアで盗まれたことになってる$15の端末をトルコでロック解除したい、みたいなシチュエーション考えると
      # IMEI蹴りはまともに動かすのが難しそう

      親コメント
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